セラピーを始めて2年になるあんぱんくん、
言葉を発するのはなかなか難しいのですが、
それ以外の部分で本当に成長しました。
セラピーの中だけではなく、日常でも大人の声がするとそちらに注意が向けれたり、
知っている指示なら集団の中でも聞いていて動けたり、
大人がずっとついていなくても一人で座ってやり遂げられる課題が増えたり、
身辺自立スキルが増えたり、
そして先日通っている療育園でクラス替えがあり、
そこでは今年は1番の優等生!(先生からのお墨付き☆)だとのこと!
どのあたりが優等生かな?
と思って聞いてみると、くつが1人で履ける、朝の用意を自分でする、給食が一人で食べれる、
呼ぶとみてくれる、手をつないで歩ける、入園式では静かに座っていられた・・・
といったことらしいのです。
「優等生」と言われたことは嬉しいのですが、くつが一人で履ける・・とはできてあたりまえでもいいくらいなんだけどなぁ・・・とちょっと複雑。
もちろん、あんぱんくんも毎日お母さんと練習したからこそできていることなんですが、
まだまだ上を目指したいので、「優等生」といって安心されても困るなぁ・・・
でも、家以外でも同じようにできてるのは嬉しいですね~とお母さんとお話していました。
日常のできて当たり前のスキル、でもこういうところの方が見落とされがちでできないままきてしまうことも多いんですよね。
たくさんことばが出ていても、勉強ができても、自分の身の回りのことができなくては社会では生きていけないとは思うんですが。
でも、あんぱんくんが家でできていることが園の先生ともできるようになってきていること、
家ではこちらがあんぱんくんの注意をひいて、かなり指示が通りやすいように配慮して練習していましたが、
それがない場面でもできるようになってきたということ。
「指示を聞く姿勢」がついてきたんだなぁ、ととっても嬉しいところです。
他のおうちでも新しく進級した先で「指示を聞く姿勢」ができていることをほめられました、というご報告をいただきました。
スクールやこども塾でも、毎年感じることですが、それまでお家で保護者の方が頑張ってきてくださっていたかどうかは「指示を聞く姿勢」ができているかどうかでみえてきます。
どんなに言葉を知っていても、指示を聞く気がなければ集団の中で動くことはできません。
さぁ、スクール、こども塾の新入生たちもまずはこの力をつけるために頑張っていきましょうね。